2024/03/20 長崎テントサウナフェス2024

こんにちは。
いろいろやる人「じむ兄」ことあきらです。

先日「長崎テントサウナフェス」に参加させていただきました。
また、準備等のお手伝いとしても関わらせていただきました。

せっかくですので、その記録をば残しておきたいと思います。

長崎テントサウナフェス

「長崎テントサウナフェス」とは、長崎市高丘にあるガレージカフェぐりぐりさんのぐりママこと中尾さんが主催で行われている、長崎市街地で行うアウトドアサウナのイベントです。

ぐりぐりさんといえば、チエノワとしての活動を始める以前から「長崎テントサウナフェス」の前身である佐世保でのサウナイベントを通じて初めて知り合い、チエノワの活動を始めてからは『ぐりノワ』というコラボイベントを企画しておつきあいさせていただいている間柄です。

昨年度の11月に、大波止にあるドラゴンプロムナードにて開催した「長崎テントサウナフェス」の際も、サウナ後のご飯(いわゆるサ飯)としてチエノワカレーを提供させていただきました。気合を入れて、当時過去最大量の仕込みをしたイベントでもあり、「長崎テントサウナフェス」はチエノワにとっても縁があって、思い入れも強いイベントの一つです。

第2回となる「長崎テントサウナフェス2024」では、チエノワとしてサ飯にチエノワカレーを提供させていただくだけでなく、企画や準備のお手伝いもさせていただくことになりました。

チエノワとしての「長崎テントサウナフェス2024」

声高にサウナ好きを叫び、毎日のコーディネートの何処かにはサウナ施設のグッズを取り入れるのが、私たちチエノワの流儀です(勝手に言っています)

そして主催のぐりぐりさんには、日頃より本当にお世話になっています。

チエノワとしてできることを最大限やってみようということで、今回のイベントに臨みました。

#長崎サフェスを探せ

冒頭にも載せたイベント公式ポスターを、これまでお世話になった方々や、県庁舎跡地の近隣の方々に掲示していただけないか、厚かましくもお願いに回りました。

その上で、ぐりぐりさんが掲示をお願いしてくださったところや、ご厚意でポスターを掲示してくださっているところを巡り、 #長崎サフェスを探せ のタグで投稿していきました。(投稿しそびれてしまった写真もちらほら)
私たちの不躾なお願いを快諾してくださり、大事な店内空間に「長崎テントサウナフェス2024」のポスターを掲示してくださった皆様には、本当に感謝申し上げます。

どちらかというと引っ込み思案なので、チエノワとしては結構な挑戦でした。
でも頑張ったおかげで、また改めていろんな方とお話ができて嬉しくもありました。

どぶろく×チエノワカレー

そうしてお願いして回ったお店の一つが「でじま芳扇堂」さんでした。

この3月25日で店舗を開かれて1周年を迎える「でじま芳扇堂」さんとは不思議と縁に恵まれ、チエノワカレーを召し上がっていただくこともありますし、何よりチエノワの2人も芳扇堂さんのどぶろくが大好きです。

2023年夏、東京へ行った際に友人に紹介していもらったお店で体験した「どぶろく×カレールー」という不思議な組み合わせに心を奪われて以降、いつか芳扇堂さんとのコラボができたら…というのが、チエノワの夢の一つでした。

そんなわけで、長崎テントサウナフェスのイベントポスターの掲示をお願いしに行った際に、「チエノワカレーと一緒にどぶろくを出そう」ということになってしまって狼狽えてしまいました。

ともえ氏、喜びを隠せていない表情です。

そんなわけで、恐れ多くも「どぶろく×チエノワカレー」のペアリングということで、サウナ後のオトナの嗜みとしてご提案させていただきました。

素敵な桶は、職人である智恵氏の祖父が作ったもの

意外な場面で「でじま芳扇堂」さんのどぶろくを楽しめることを喜んでくださるお客様もいらっしゃる方や、どぶろくを初めて楽しまれるお客様もいらっしゃいました。

私たちも改めてどぶろくの魅力を上手にお伝えすることができるように、もっと勉強してたくさん試してみようと思いました(つまり飲みたい)。

神出鬼没のカレー屋として

前回の長崎テントサウナフェスの際に当時最大量の仕込みを準備したように、今回の長崎テントサウナフェス2024も、これまでで一番の量を仕込んで臨みました。

チエノワの定番となってきた組み合わせです。
サ飯として食べたくなるような酸味を生かしたポークビンダルーと、花椒香るポークキーマに、赤玉ねぎのアチャール/小松菜のアチャール/じゃがいものサブジです。

おかげさまで、最大量を仕込んだ甲斐もあり、一度のイベントで食べていただいたカレーの数も過去最大になりました。

おかわりをしてくださった方も、サウナには入れなくともカレーのために来てくださる方もいらっしゃいました。
カレーのために来たよ〜と言ってくだって、とても嬉しかったです。

4月末ごろから開店する「チエノワLabo」に向けて準備を進めるので、”神出鬼没なカレー屋”として最後の出店となりましたが、改めて、チエノワが多くの方々に支えていただいていることを実感することができた貴重な機会でした。

運営お手伝いとしての長崎テントサウナフェス2024

一体どの立場でそのようなことをさせていただけたのかは分かりませんが、長崎テントサウナフェス2024では、前回の時以上に本当に色々なところで準備のお手伝いをさせていただきました。

ぐりぐりのママさんとマスターが信頼して任せてくださっているところが多分にあり、日頃お世話になっている恩返しも込めて自分のできることは精一杯やろうと、お手伝いさせていただきました。

安全・安心なイベント

ご存知の方が多いかと思いますが、野外でのサウナイベントの実施は容易なことではありません。

サウナは安全面や衛生面から、無許可でイベントを行なうことはできません。許可を得るためにはさまざまな基準をクリアしなければなりませんので、関係各所への申請やご挨拶など、主催者の方は心血を注いでこの準備にあたります。

前回の長崎テントサウナフェスの準備で本当に苦心されている姿を見ていました。
僕ができることは、この「絶対に主催者でなければならない準備」以外の部分を少しでも任せてもらって、少しでも負担を軽くすることだと思い、安全・安心なイベントに向けて主催者のぐりぐりさんが注力できるよう、私もできることをやったつもりです。

みんな準備をしています(多分)

県庁舎跡地での開催

(※少し話が寄り道しますが…)

これまでチエノワは、「火遊組合集火囲場」という焚き火イベントを通じて、長崎県庁舎跡地で定期的にイベントをさせていただきました。

長崎県庁が2018年に移設して以降、長崎市街地の一等地に広大な”跡地”ができ、今後の活用方法も検討することも兼ねて、県民に開放されてさまざまな活用を試みられるようになりました。

まだ2人とも教員だった頃、県庁舎跡地が開放されるようになってすぐに開催されたイベントで出店者として参加されていた「タキビストBo-ta」さんや、お客さんとして参加されていた「ヤマウチ」さんと出会い、その出会いがきっかけで「火遊組合集火囲場」を結成。退職の3日後、「火遊組合集火囲場」を初開催し、カレー屋として初めてお客さんから代金をいただいたのも県庁舎跡地です。

個人的には、いつかこの場所でテントサウナのイベントができたらいいなとずっと夢想していました。
長崎テントサウナフェス2024では、その思い出深い県庁舎跡地での実施が叶ってしまいました。

その上、管理を担当する「県庁舎跡地活用室」の方々がとても協力的で、いろいろな相談に乗ってくださいました。そんな素敵な方々と良い関係で準備を進めることができて、安全・安心で過ごしやすいサウナイベントに近づけたのではないかと思います。

猛者達が揃うプロ集団

どんなに準備をしてもイレギュラーは付きものと言いますが、本当にその通りであることを痛感させられました。
長崎テントサウナフェス2024の当日は、強い北西の風が吹きました。火を扱うテントサウナにとっては、雨以上に強風は大敵です。北寄りの風は、もれなく寒さも連れてきます。

火入れどころか、設営もままならない状況が続きました。
準備に関わらせていただき、チエノワとしての当日の準備をともえ氏に任せっきりになってしまうくらいで早朝から会場にいた僕はというと、全く何もできませんでした。ハッキリと表現するともう泣きそうでした。

約2年間、毎月この県庁舎跡地でイベントをさせてもらっていた身です。そして一応、地理の教員だったこともあります。どんなに晴れても強い風が吹く可能性は、多少なりとも脳裏をよぎっていました。僕がもっと早く気づくべきだったのではないか。なぜもっと備えるように自分が動くことができていなかったのか。どうすれば良かったのか。自分がお手伝いさせてもらう意味は、この時のためにあったのではないか。だとしたら役立たず過ぎるではないか。
今したって仕方のないような、無益な思考を反芻してました。

僕でそんなんだったので、この時の主催者のぐりぐりさんの心中は如何ほどだったのか…想像を絶します。

これまでの自分を振り返れば、どちらかというと杓子定規に物事を判断してきた節もあるように思うので、こういう場面では「基準を決めておいて、〇〇になったらもうダメでしょう」と考えがちだったろうと思われます。

が、実際にはそうはいかないもので…

100名近くご予約してくださっているお客さん、ご自身の施設のことやお仕事もある中で時間を割いて出店してくださるテントサウナの設置者の方、この日のためにしっかりと仕込んできたであろう飲食の出店者の方、休日にも関わらず出勤して対応してくださっている県庁舎跡地活用室の方々、1年以上かけて準備してきた計画…

これらを考えると、判断は簡単なものではありません。
でも判断を早くしなければ、いずれにしてもお客さんのためにもなりません。

そんなふうに1人でパンクしている中で、猛者の方々は「安全性」と「これまで準備したことの遂行」を天秤にかけるわけではなく、

両立させた上でどうすれば実施ができるのか
それでもどうしても実施できないのならどう対応するか
そんな状況でどうお客さんに説明して限られた状況の中で楽しんでもらうのか

そういったことを真剣に、凄いスピードで考えながら手を動かして、集まって話をして、また準備をして…という風に僕からは見えました。

テントサウナで使う道具の展示会もしていました。
「設置者の道具置き」にも見えてしまいます(笑)が、受付開始を待っているお客様が手持ち無沙汰にならないように、設置者の方がそれぞれ説明をして少しでも楽しんでもらおうと工夫を凝らした場でもあります。

日頃からサウナと向き合い、お客様と接し、経営に尽力されている方々の凄さを感じました。

僕にはその時、その場の詳細を書くことはできません。
主催者ぐりぐりの中尾さんのブログをぜひご覧になってください。

終わってみて…

結局開催時間を遅らせざるを得ない状況となり、参加できないお客さんもいらっしゃり大変申し訳なかったのですが、なんとか開催できました。

そんな中で、主催者のぐりぐり中尾さんやテント設置者の方々に労いの言葉をかけられる方が多くみられたのが印象的でした。

それを見て安堵しつつも、「本当にお客様に恵まれて運が良かった…」「そうはいっても、またお客様に甘えるわけにもいかないからもっと入念に準備して対応しなきゃ」とか考えちゃっていたんですが、もしかしたら本質は違うのかもしれないと、今では思います。

もしかしたら、主催者の中尾さんやテント設置者の皆さんが、日頃より本当にお客様のことを考えて、誠意を持って接してきていらっしゃったからこそ、第一声に労いの言葉をかけられるような素敵なお客様に恵まれているのだろうなと思いました。

運が良かったんではなくて、必然だったのかもしれないですよね。

そんな方々が集まったチームに入れていただけて、この上なく幸せ者でした。

終わり

しんどかった午前中の数時間の印象が強過ぎたのが当日の夜でしたが、振り返ってみれば良いことの方が格段に多かったことに気付かされました。

いずれにしても、店舗オープンで本業となっていくという新たなチャレンジが始まっているチエノワにとって、またとない貴重な経験をさせていただきました。

とはいえ、肝心な時には使い物にならず、もっとやれたことがたくさんあったと思っているので、しっかりと振り返って活かしていきます。
しばらくイベント出店はございませんが、今後ともチエノワのことをよろしくお願いいたします。

また、今後も長崎のサウナ文化の醸成に寄与していけるように、いずれかの形で長崎テントサウナフェスが実施されることを祈りつつ、ぜひ応援をよろしくお願いいたします。

チエノワ
寺澤 祥

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