はじめまして『チエノワ』と申します。

はじめまして。私たちは『チエノワ』という屋号で夫婦で神出鬼没のスパイスカレー屋をしています。表現が不適格かもしれませんが、神出鬼没というのは、店舗を持たず、イベントや間借り営業で出店しているということで、今年の3月でまる2年店舗を持たないカレー屋として活動をしてきました。2年前までは2人とも教員として働いておりましたが、一念発起し夫婦で起業をすることにしました。その当時のこともいつかブログに書き残したいと思います。今回は、この辺でさらっと流しておきたいと思います。

『チエノワ』に込めた思い

屋号は夫が考えました。私の名前が智恵と書いて“ともえ”と読むのですが、“智恵”の周りに人が集まるようにと『智恵の輪』で『チエノワ』はどう?となったことが始まりです。自分の中では、ん〜どうなんだろう…と最初は感じていました。しかし、ある時ぴったりかもと思ったんですね。私自身祖母や母から生活の知恵を教えてもらうのが好きで、味噌や梅干しや糠漬けを作ったり、先人の知恵を調べたりしていました。先人の知恵はとても理にかなっているから今の時代にも必要な物だと感じていたので、そういう知恵が集まるところとして『チエノワ』はいいなと思うようになりました。また、人と人が交わるところには複数の知恵が集結し、その時々の課題やピンチを乗り越えたり、新たな発想が生まれたりと大きな力にもなります。いろんな人の知恵が集まるおもしろい場所になればいいなと思い、今はこの屋号をとても気に入っています。

『スパイスカレー』

カレーというよりスパイスに先に出会いました。インドでは古くから親しまれており、スパイスそれぞれに効能があります。漢方薬に使われるものもあれば、抗菌作用があるものは防腐剤として用いられるものもあり、用途が多岐に渡っていることも興味の対象でした。そんな効能が多岐に渡るスパイスを使ったカレーは完全食品を目指せるのではないかと考えたのがきっかけで、スパイスのことを調べながらカレー作りに没頭して行きました。スパイシーという言葉があるように、スパイスと言えば、辛いとかエスニック感が強いとかそんなイメージがありますが、私はスパイスをあくまでもパンチとして用いるのではなく、上手に健康な生活を育むために活用したいという点から、自分が目指すスパイスカレーを作り続けました。

チエノワがスパイスカレー屋としてスタートしたのは、2022年4月。それから、約2年間で少しずつ見えてきたチエノワらしいカレーとは、「サラダのような、お味噌汁のような、元気になるカレー」を目指すということ。季節の野菜を取り入れ、玉ねぎとトマトから旨味を最大限に引き出し、油や過度な辛味を抑えることにしました。食べるとなんだか安心するお味噌汁のような、体なじみのいい「元気になるカレー」を目指しています。現在は、お酢と白ワインの力を借りながら豚肉を用いたポークビンダルーというカレーを軸に、付け合わせとの味や栄養バランスも楽しめるあいがけカレーを提供しています。

『2024年春』

これまで店舗を持たないカレー屋として活動してきましたが、「地域への土着化」を目指していきたいということ、もっともっと活動の場を広げていきたいということもあり、長崎市富士見町に空き家を改装した実店舗をオープンすることにしました。空き家は自分たちで大まかな解体作業を行い、細かいところはプロの方にお任せし、現在最後の仕上げを自分たちで行っているところです。店舗の名前は『新しい食堂 チエノワLabo』。地域に愛される食堂として自分たちにできることを考えながら、実験的な空間を提供して行けたらと思っています。

今回はチエノワの自己紹介編でした。
とりとめもないことを書きましたが、最後まで読んでいただいてありがとうございました。
それではまた。

チエノワ
寺澤智恵

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