2月3日の火曜日。Labo定休日の午前中に、諏訪小学校に行って参りました。
目的は、6年生を対象とした『職業説明会』への参加です。
小学校で長く勤めた智恵氏も、久しぶりに学校で子どもたちと向き合うことがちょっと楽しそうにも見えました。
それと同時に、やっぱり子どもたちから気付かされることもたくさんありました。
参加させていただいて本当によかったです。

諏訪小学校『職業説明会』
今回は、中高時代の同級生が諏訪小学校に勤務していることから、この企画にお誘いしていただきました。
これまでも進路やキャリア教育関連で学校へお伺いしたことはありましたが、小学校は今回が初めて。
小学校に勤めた期間が長い智恵氏が適任だろうと思い、僕は(自称)写真撮影係という黒子です。

今回が初めて行う行事のようでしたが、総勢20名以上の色々なお仕事の大人たちが集まりました。
体育館を会場として、午前の部・午後の部に分かれて開催です。
子どもたちが10名程度ずつの班に分かれ、体育館に散らばった各ブースを周り、5分程度のお話を聞いて質疑応答を行うといった内容でした。
チエノワは午前の部に参加し、4回分お話ししました。
『居場所をつくるカレー屋さん』が話したこと
今回はどんなことを伝えるべきか、結構2人で真剣に考えました。
ざっくりまとめると、次の2つです。
- 飲食店でつくるものは、”食事”だけではない
- お店を開くための”学び”と子どもたちの日々の”学び”も、実は同じ
飲食店でつくるものは、”食事”だけではない
どんなお仕事も、その業務や商品の向こう側には「想い」とか「意思」とか「価値」があるはずです。
チエノワの場合で言うと、カレーを作ることや定食を作ることだけが自分たちの仕事だとは考えていません。
食事を通して、ホッとしたり、「頑張ろう!」と思えたり、「頑張ったな」って自分を褒めてあげられたり、一息ついてもらえる機会にしてもらいたいと思っています。
でも、たぶん僕が子どもの頃なら「カレー屋さんって、カレーを作ることが仕事でしょう?」って安直に考えそうです。
そんなわけで、自分たちの肩書きを『「居場所」を作るカレー屋さん』としました。

かつては学校の先生として働いていたこと。
そうして過ごしていたからこそ、子どもにも大人にも、家や学校・職場以外にもホッとできるような「居場所」が地域に必要だと考えるようになったこと。
そんな場所だからこそ、元気になる食べ物である「カレー」を、いろんな人が食べられるように「辛さナシ」で作っていること。
そういったことをお話ししました。
なんとなく伝わっていたような気もします。
いろんな職業の表面だけを見るのではなく、その奥にある芯とか幹みたいな部分にまで目を向けるようなきっかけになったらいいなと思っています。
お店を開くための”学び”と子どもたちの日々の”学び”も、実は同じ
チエノワだからこそ伝えられることの一つは、職業を変えたからこそ言えることのはず。
学校教員から飲食店経営。
その変化のために行った「学び」の方法が、子どもたちが日々行っている「学び」の方法と同じはずであるということを伝えるべきだと考えました。

いろんな媒体で調べる
実際にやってみる
上手な人の真似をしてみる
そうやって身につけた知識や経験をもとにして、改めて挑戦してみる。
チエノワとして活動を始めた頃は、本や雑誌、ネットで作り方やお店の持ち方を調べました。
2人ともそれぞれ別の飲食店で働いて、色んなお店に行ってみて真似できる部分を探してみました。
店舗を持つ前のチエノワのカレーや営業のスタイルは、そういったことの試行錯誤でした。
辛いカレーを作ったこともありますし、間借り営業の時はQRコードでモバイルオーダーを行ったこともあります。
子どもの頃って「こんなこと勉強して何になるの?」ということを思ってしまうことがあると思うんですが、勉強や学びを”内容”だけでなく”学び方”っていう視点でも捉えてもらえたらいいなと考えています。
「居場所になっていると、実感できた瞬間はありますか?」
智恵氏のお話パートが終わると、質疑応答パートです。
5分程度の限られた時間で、子どもたちが本当に色んな質問をしてくれました。
智恵氏としては、この時間の「子どもたちならでは」な質問をたくさん受けることができたのが楽しかったみたいです。
高校生と接する時間が長かった僕としては、虚をつかれるような、感心させられるような質問もたくさんありました。子どもの感性の鋭さにビックリです。

特に強く印象に残った質問が、
「居場所になれていると、実感できた瞬間はありますか?」
ついつい、「いい質問ですねぇ!」と言ってしまいそうでした。
そしてありがたいことに、そういった瞬間は何度もありました。
営業終わりに片付けをしながら「Laboを開けてよかったねぇ」という話をするときは、だいたいそんな瞬間があった日です。
そういったことを改めて思い出すきっかけをもらえる、しかも核心をつく質問でした。
ちなみに、「居場所になれていると実感した瞬間」として思い浮かべたエピソードが2人とも同じで、智恵氏の回答に僕も深く頷きました。
改めてチエノワ頑張ります。
こういったキャリア教育に関する行事に参加させていただけると、自分たちの振り返りをしながら、子どもたちから刺激をもらえて、「改めて頑張らねばならん」と気が引き締まります。
今回も貴重な機会をいただいて、また今後の頑張るエネルギーが湧きます。
本当にありがとうございました。
担任の先生方の頑張りで、たくさんの大人たちが集まって子どもたちと接する機会を得られたと思います。
地域に開かれた学校だなと感じました。
これからもチエノワにできることがあれば、頑張らせていただきます。
何かありましたら、ぜひお声掛けください。

智恵氏が、「その漢字はまだダメよ。ひらがな。」と。
さすがだなと思いました。


