間借りとイベントの2年間-前編|Laboまでの話(2)

さて、第2回でございます。

第1回は、主に「チエノワが開業するまでの半年間」の話を書きました。

  • なぜ飲食店なのか
  • なぜスパイスカレーなのか
  • なぜチエノワというのか

第2回は、「間借り営業とイベントの2年間」。
2022年4月1日の開業届提出から、2024年4月30日のLaboオープンまでのおよそ2年間の話です。

実店舗を持たないまま、間借り営業やイベント出店を繰り返していました。

Laboまでの話|全5回

第1回の投稿から随分と時間が経ってしまいましたが、ご容赦ください。

この期間、長かったんです。笑

写真も増えて、振り返るのにも大変時間がかかりました。

なるべく文章は長くなりすぎないように、写真メインで振り返られるように善処します。

  • 追記:↑この辺を書いていた頃は、まだ前後編に分けるなんて全く想定してません。ごめんなさい。

「チエノワ」が始まったけど

3月31日付で退職。

4月1日に開業届を提出してスタート。
4月3日に仲間たちとの自主企画イベント「火遊組合集火囲場」を実施して、初めてカレーを提供して料金をいただきました。

チエノワの一番客は、中高6年間一緒にバスケをしてきた友人。
お客さんゼロやったらどうしようと思ってたのでホッとしました。

開業してからすぐにやれることがあったというのは、とてもありがたいことです。

そして、友人、同僚だった方、卒業生などなど、ゆかりのある方々が来てくださいました。
気持ちの焦りが、ある程度軽減された気もしました。

そうは言っても、それが終わると何もありません。

個人的には、4歳ぶり、およそ四半世紀ぶりの「無所属」になりました。
それまで幼稚園から小学校、中学校、高校、大学と通って、教員としてさらに高校に勤めた僕としては、ほとんど初めての経験です。

じわじわと焦りを実感したことを覚えています。

「チエノワ」以外の時間

「間借り営業とイベント出店の2年間」と自分で言うんですけど、チエノワとしてのそういった活動は、まぁ多くても月に4回程度。
基本的には、2〜3回です。

それ以外の時間は、基本的にはそれぞれが勤める飲食店で一生懸命働きました。

僕はホールでやることが多そうなところ
智恵氏はキッチンで色々やれそうなところ

2022年5月ごろからそれぞれのお店で働き始めました。

お友達が撮ってくれた貴重な写真です。
この姿の写真は、おそらくこれだけです。

結局、Laboがオープンする直前までお世話になりました。

僕らの事情も分かった上で働かせてくださり、本当はシフトに入って欲しいはずの週末の営業日もチエノワの出店機会を優先できるよう配慮してくださいました。
その上、「店を持つなら、こういうところが大事よ」とそれぞれのお店でそれぞれ教えていただいたこともたくさんあります。

そして何より、心身ともに体力がつきました。

この期間が貴重だったなと、改めて思います。
Laboまでの2年間の間で最も多く過ごしたのは、実際のところ「チエノワ以外」としての時間です。

長崎坂宿

また、Laboまでの2年間の中でチエノワとしての活動以外に、「長崎坂宿」さんで清掃スタッフとしても働かせていただきました。

(↑2023年の記事ですが、僕らも載ってます。笑)

2022年の5月頃、長崎坂宿がSNSで清掃スタッフの募集をしていることを智恵氏が見つけて、応募して働かせてもらえるようになりました。

初回に色々教えてもらっているところ。
メモしてる。

当時は宿泊事業にもぼんやり興味を持っていたし、現在Laboとなった場所の活用はまだ決まっていなかったものの、「空き家を改修する」ということに関して何か勉強になるかもしれないという考えもありました。

そんなわけで、斜面地の空き家になっている町家を改修してゲストハウスにしていっているという活動にも興味を持ち、スタッフとして仲間に入れていただきました。

実際に、清掃だけでなくいろんなことができました。

例えば、新たなゲストハウスを作る時の壁塗りワークショップに参加して、初めて漆喰を塗りました。
Laboのオープン準備の際にも、2階の部屋の壁を中心に漆喰を塗っていただくワークショップを行いましたが、この時の経験から行ったものです。

ワークショップ後には、参加者の方々にカレーを食べていただける機会もありました。

スクロールできます

長崎坂宿さんでお世話になったことは、この後に定期的に間借り営業をさせていただく場所ができるきっかけでもあったし、Laboの改修に関してもかなり助けていただいたきっかけにもなりました。

Laboの改修については、次回以降に記載します。


間借り営業とイベント出店の2年間

そんなわけで、「チエノワ」として動くことができる機会は月間でもごく僅か。

それでも、「全くない」というわけではないかったからこそ、少しずつチエノワとして活動できる機会も増えていきました。

自主企画「火遊組合集火囲場」

冒頭でも紹介した、仲間たちとの自主企画イベントが「火遊組合集火囲場」。

中島川を挟んで出島と向かい合う「県庁舎跡地」で、焚き火を囲みながらカレーを食べたり、美味しいお酒やお抹茶をいただいたり、音楽で楽しい気持ちになれたりする企画です。

退職前に遊びに行ったイベントで参加者の方々と意気投合したことがきっかけで、開催するようになりました。

スクロールできます

ほぼ毎月開催。定期的にカレーを作って食べていただけるのは、店舗を持たない当時の自分たちにとってとてもありがたいことです。

これをきっかけにお客さんにチエノワのことを知っていただいたこともたくさんありますし、次のお仕事のきっかけになったこともありました。

例えば、2022年8月に開催させていただいたkuriyaさんでの料理教室はその一つだと思います。
そもそも、「火遊組合集火囲場」でカレーをお召し上がりいただけたことがきっかけでした。

本来なら人も集まりませんし、そもそも開催できません。
まだ開業して4ヶ月です。

その後もkuriyaさんのイベントに出店させていただいて、kuriyaさんのファンの方々にもチエノワのことを知ってもらえることができました。

(Laboオープン後の話ですが、年始にkuriyaさんのブログにも取り上げていただきました。ぜひご覧ください。)

間借り営業「ときを紡ぐ町家 Nui」

長崎坂宿でスタッフとして働き始めたことをきっかけに、関連施設であった「ときを紡ぐ町家Nui」で定期的に間借り営業をさせていただけるようになりました。

崇福寺電停から歩いてすぐ、長崎市高平町にあります。
明治のころに建てられた町家です。

オーナーさんが2015年から開かれていた場所で、レンタルスペースのような形で運営されていました。
チエノワの間借り営業が終わる頃からは「町家ライブラリーぬい」としてリニューアルされ、「マンガ専門の施設図書館」×「コワーキングスペース」×「レンタルスペース」の複合施設に生まれ変わっています。

この場所での定期的な出店の機会があったおかげで、いろいろなカレーを作って試してみたり、店舗で営業することをイメージして動いたりすることができました。

実はこのときは、QRコードを使ってモバイルオーダーをやってみていました。
その結果、今はしていません。笑

そして何より、子どもたちもよく来てくれました。畳敷きだったことで、お子さま連れのご家族も気兼ねなく来ていただけたのではないかなと思います。
外でのイベント出店ともまた異なる方々にチエノワを知っていただきながら、定期的に遊びに来ていただけるような貴重な機会でした。

コラボ営業「ぐりノワ」

これまでご覧になってきた方にはお馴染みだと思います。
チエノワの目標でありながら同志でもある「ガレージカフェぐりぐり」さん。

お二人は、チエノワと定期的にコラボイベント「ぐりノワ」を開催して下さいました。

初回の頃の記念写真

3ヶ月に1度くらいのペースで。

ぐりぐりさんのお店に、チエノワがカレーと軽食を持ってお邪魔して、ぐりぐりさんのドリンクとのペアリングを楽しんでもらうというコンセプトでした。

スクロールできます

ぐりぐりさんは、大浦中学校に程近く、2025年で10周年を迎えた地域に根ざしたお店です。
コラボイベントでぐりぐりさんにお邪魔させていただいたことで、ぐりぐりさんの常連さんにもチエノワのことを知ってくださり、それからずっと気にかけてくださっています。

また、ぐりぐりさんの繋がりから、Laboオープンの半年前からは桜馬場中学校近くの「さくらば」での定期出店もさせていただくことになりました。

ガレージをお借りしてのカレー販売には、新大工町や中川町などの周辺にお住まいだったり、お勤めの方だったり、いろいろな方が来て下さいました。

現在では、Laboがある富士見町までわざわざ来てくださる方もいらしゃいます。

他にも、いろいろ

定期的な出店だけでなく、本当にいろいろな場所で営業をさせていただきました。
なるべく毎回写真は撮っていたんですが、広報部(僕)が仕事できていない時もありますね。笑

スクロールできます
2022年11月
長崎テントサウナフェス
ぐりぐりさん主催。僕らはお手伝い。
2022年11月
九州サウナオールスター感謝祭 in 武雄
これをきっかけに武雄の素敵な方々に出逢います
2022年11月
「森蒸祭」in 森のしらべ(雲仙市)
自然溢れるテントサウナ×チエノワカレー
2023年3月
「Curry&あんこさん」in 三和創庫
初めての南部出店
2023年8月
The MARKET in ベルナード観光通り
COLDBECK | 40th Anniversary
2023年10月
暁雲寺(下関市)慶讃総法要
恩師が住職になるということで馳せ参じました
2023年10月
創成館高校文化祭
生徒さん達のはつらつさに感激
2023年10月
「天空のアジト」in 眉山キャンプ場(武雄市)
山頂テントサウナ×チエノワカレー
2023年10月
Challenge the Nagasaki 2023
新大工商店街で初出店
2023年11月
NEO朝市(佐世保市)
朝4時開始のイベント。笑 スパイス豚汁を提供。
2024年2月
味彩横丁(新大工町ファンスクエア)
フロア中がスパイスの香りで…笑

ご覧いただいた通り、「サウナ」という繋がりからいろんな機会をいただいた2年間だったなと思います。

この期間にも、東京のサウナ施設である「ニューウイング」さんのレディースデーには出店させていただいて、チエノワのことを知ってもらえるだけでなく、いろんな飲食店を巡る勉強の機会にもなりました。

スクロールできます

また、Laboオープン直前には、ガレージカフェぐりぐりさんが主催する「長崎テントサウナフェス」の第二回の開催をお手伝いさせていただきました。

火遊組合集火囲場も、長崎テントサウナフェスも、「自分たちでやる」っていう経験は、とても貴重でした。

大きな規模で開催されている方々は凄いなあと思えますし、出店側としてお世話になる時の心構えも変わったように思います。

そんな経験をさせていただけたのも、仲間の皆さんと、来てくださるお客さんのおかげです。


ちょっと思った以上に長くなりすぎたので、前後編に分けました。

続きは後編に書きます。
カレーが辛くなくなったことや、サウナサンでの出店を通して定食を出せるようになったことなどなど。

よろしければ、続きもご覧ください。

Laboまでの話|全5回
  • 01 「チエノワ」ができるまで
  • 02 間借りとイベントの2年間(前編)── 今回
  • 間借りとイベントの2年間(後編)
  • 03 Laboへ動き出した日
  • 04 “お店になった”日
  • 05 オープンの日
Tシャツの初制作もこの時です。
懐かしい。

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